◆ヤシの木の作り方(簡単バージョン)◆◆
■■How to make palm trees (simple style)
Part,1 葉の作り方
 wildriver荒川氏などに紹介されているコストパフォーマンスに優れ比較的簡単に作ることができるヤシの葉の作り方です。もう少しリアルを追及する場合「紙創り」のレーザーカットの葉を使えばさらに効果的です。

【用意する材料】
アートフラワー用クレープペーパー
アートフラワー用地巻きワイヤー
アートフラワー用ステムテープ
アルミパイプ(もしくは曲げやすい金属パイプ)
金属線(0.2㎜程度)
木工用エポキシパテ

     
◆緑色のクレープペーパー を準備します。塗装が面倒な場合、枯れ葉用の茶色も準備します。 ◆適当に葉の形に切ります。今回は1/50想定なので、おおよそ4㎝×1.5㎝  ◆おおよそ10枚~12枚程度作成します。 
     
◆針金に紙を巻いた「地巻きワイヤー」を適当な長さに切り、木工用ボンドで葉の中央に接着します。  ◆硬化後二つに折り、よく切れるハサミで軸に向かって直角に切れ目を入れます。  ◆葉の前後を持って軽くカーブを付けます。 
   
◆塗装、葉の先端はクレオス(ラッカー系)の サンディブラウン、枯れた葉は同じくウッドブラウンで全面を塗装します。生きた葉は8枚程度、枯れた葉は四枚程度塗装します。    

【動画ヤシの木の作り方その1 How to make palm tree part1 


Part,2 幹の作り方 
     
◆幹にはアルミパイプもしくは真鍮パイプを利用。今回は1/50~1/72想定の直径4㎜のアルミパイプ使用  ◆手でゆっくり曲げていきます、真鍮パイプはプライヤーやペンチを使います。  ◆ベース等が作成済みならそれに合わせて曲げる方向深さを調節します。 
     
◆0.2㎜程度の金属線(今回は鉛線)をパイプにらせん状に巻き付けます。まき初めと終わりはゼリー状瞬着で固定します。  ◆金属線を折り返しクロス状に巻き付けます。これは葉の落ちた裸の幹を表現するため。小さなスケールの場合、省略してもいいかもしれません。   ◆アートフラワー用のステムテープを巻き付け樹皮の仕上げをします。ステムテープは伸縮性があり巻き付けると幹部分が木や草の質感になる素材です。 
     
◆幹の部分の完成、らしくなってきます。  ◆続き、幹の上部葉が落ちてパイナップル状になった部分(ここはどのような名称なのでしょう?)を作ります。材料は木工用エポキシパテ。  ◆アメリカンドッグ状に付けて整形します。厚さを3㎜~5㎜に整形し、あまり分厚くしないのがコツ。 
     
◆葉の落ちたパイナップルのとげ状の部分の作成。カッターナイフ等でらせん状に線を入れます。  ◆ざっと幹に対して45度の角度で前面に溝を入れていきます。あまり精度は気にしないで♪  ◆続き線をクロスさせてさらに加えます。うろこ状の部分それぞれが落ちた葉のパーツになる道理ですw
     
◆とげを作ります。よく切れる小型ハサミでひし形の上端二辺を「ハサミの先端で切り離す」要領でとげを一つずつ作ります。  ◆多少慣れが必要ですが、根気よくとげを作ります。多少むらができても気にしない気にしない。違う部分が切れても問題なしです。  ◆拡大図。あまり整然と並んでいてもおかしいので適度に大小や長さを変えてアクセントとします。なお、幹全部をこの要領で処理すればソテツなんかの表現もできますね♪ 
     
 ◆幹の塗装。私は相変わらずのセラムコートで筆塗り。幹を明るめの色、上部のパイン状の部分は枯れ葉色、最後にウオッシングと軽めのドライブラシを加えます。 ◆小さい写真ですいません。これにて幹の完成。パイン状の部分を作ることでぐっとスケール感が増しますね♪ココの実も作れば面白いでしょうね。  ◆葉の接着。パイプに「1」で作った葉を挿入します。接着剤は万能のセメダインスーパー等で。枯れた葉をまず接着しその後生きている葉を接着します。 
     
◆写真は未塗装の葉と幹ですが、内径3.8㎜程度のパイプには10~13枚程度の葉が入ります。大目に作っておいて調整しましょう。     
  
◆これにて完成。
スケール感がもう少し必要な場合葉を紙創りさんなどの既成のものに変えればよいでしょう。
  
  



  【動画ヤシの木の作り方その1 How to make palm tree part1 
 
 
    
   
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