◆◆あの山の彼方には アンドレアミニチュア 54mm(1/32)2014年作◆◆

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◆盆栽メソッド確立のメモリアルワーク

このキットを買った時は、良いヴィネットになるなんて考えてもいませんでした。

アマゾンのバーゲン品でして、「ほかの人に買われる位なら買い占めておこう」と、言う浅ましい動機で買ったので、作るかどうかも定かでないキットでした。

ちょうど過去作「リンゴの木の下で」と同じく作るぞっ!リスト番外だったのです。

ただ、買った後、このモホーク族というネイティブインディアンのことが気になり、調べてみると、これがなかなか面白い。

最終的には「モヒカン族の最後」と言うアメリカの古典小説を下敷きにした映画「ラストオブモヒカン」に行き着きました。

これは、18世紀の半ば、アメリカ東海岸はニューショーク州を舞台にフランスとインディアン連合軍対イギリス軍の戦い「フレンチインディアン戦争」を下敷きにしたストーリー。
その一部族の森林インデアン「モヒカン族」が主人公だったのです。

ヒストリカルフィギュアをやりますと、こんな楽しみもおまけで付いてくるわけですねぇ。

最後には結局映画も見ることとなり、予想に反してモチベーションはマックスになりました。

インディアンと言えばスー、シャイアン族のような平原インディアン、またはテキサスの砂漠のアパッチ族なんかを髣髴しますが、モヒカン族はニューヨーク州北部の森林に住む「森林インディアン」
森林好きのすこっつ、これも大いにモチベーションアップにつながりました。

ヴィネットの設定は、古木が風雪に耐え生きているような太古の森、そんな森を突き抜けた高台の上から、はるか彼方の山を眺める若いインディアン二人・・
彼らの見つめる先は実り多い山々・・
もしくは絶望の奈落の果て・・・

そんな感じでしょうか。

風雪に耐え岩にしがみつく古木は、中央から縦に割れ、中は朽ちて空洞に・・・

そうなんです、これは盆栽をモチーフにして作成したものです。

以前から挑戦しては失敗していたのですが、やっと見れるものを作ることが出来るようになった記念すべきヴィネットです。

この作品は、なんと、現在ミニチュアカレンダーで大人気の田中達也さんに乞われてお嫁入りしました。

手元には無いのですが、愛する作品の一つです。
個展をするようになったら返してくださいね、田中さん(笑)

20190303記











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