◆◆牛乳屋作戦 マスターボックス 2012年作◆◆

   
 ●レイアウト初期の段階、ベースは奈良のモケイショップRさんの初期のころのヴィネットベース、このベースとの出会いがヴィネットメーカーとしてのすこっつの立ち位置を作ったといっても過言ではありません。このモデルは上面側もトリミングされているもの、それにスチレンボードをはめ込んでいる。 ●キットには牛が二頭付属していたが、最終的には一頭にした。右側に出ているテープはスチレンボードが簡単にはずせるようにするためのもの。
   
●柵はミニアートのものを使用。全ての方角から見て、面白いものになるように納得が行くまでストラクチャーの場所を変えている。 ●まだ牛を二頭配置しようとして悩んでいる最中、柵は右上に決定、リンゴの木を針金で作成。現在の作り方とは違っているのが面白いですね。 
   
●最終的な構成が決まった写真。牛さん一頭はあきらめた状態。フィギュアもそれぞれの配置を決定するまでにかなり苦労しました。   
   
●リンゴの木の作成、よじった針金の上に木工用エポキシパテで肉付け、硬化が早い、切削性が良い、入手が簡単、何かと便利な木工用エポキシパテは、とにかくよく使いますので常に4、5本用意しています。  ●硬化後、木工エポパテをさらに薄く塗りつけ樹皮のテクスチャを付ける。幹は途中で折れているような表現をしている。実は大きな木だとヴィネットのバランスが悪くなるからあえて木が折れた設定にしてバランスを取った。枝の白い部分はモデリングペースト。 
   
●小枝としてオランダドライフラワーをたっぷり付ける、今回は葉をつけるので、あまりバランスを考えずにボリュームを出すだけにした。  ●幹の塗装。下地をエアブラシで吹きつけ、仕上げは筆塗りで行った。木の根の部分の明るいところは樹皮が剥けた状態の表現、上側も折れた部分の色が違っている。 
   
●葉を付ける、紙創りさんの「雑木」を使用。葉は接着前に基本塗装を済ませ、Rをつけたあと「惜しまず使う」のが大切なコツ。  ●反対側から。葉を接着後、エアブラシで再度塗装する。先端をサンドイエローで明るめにした。ヒコ生えや節目で変化を出している。 
   
●基本のストラクチャーを配置した状態。内側斜めに倒して端にあるが右側が重く感じぬようにバランスを考えた。   
   
●ある程度進捗して先が見えてきた段階でベースの底部分も工作している。底は必ずフェルト張りにしています。
大きな意味は無いですが、ある種自身の作品への愛情表現w
 
●この段階で、運搬時のことも考えその工作も必ず行います。これは鬼目ナット、内側にはねじがきってあり外側には反対にねじったスパイクがモールドされている。 
   
●ベース底中心に鬼目ナットを埋め込んだ状態。作品をケースに置きケースごとその底からねじでとめるようにすることで固定することが出来る。
 
 
   
 ●うまそうにミルクを飲む軍曹殿、小道具と徽章は極力丁寧に塗装。金属部分は塗膜の強いラッカー系で下地を塗りその上から水性アクリルで基本色を塗る→右へ →左から そして針などで上の基本塗装をはがす。その後色調を落ち着かせるために水性アクリルでウオッシングする。ヘルメット、飯ごう、ガスマスクケースはその方法で塗装した。
   
●神妙な顔でミルクを飯ごうに受ける兵隊さん。きっちり牛の下で飯ごうを差し伸べるのにかなりの位置あわせが必要だった。   ●フィギュアメインのヴィネットなので、かなりコントラストの強い塗装を施し、存在感を与えた。
   
●乳搾りをする兵士。牛さんのおっぱいに手の角度をあわせるのはもちろんのこと、下から飯ごうで受ける兵士とも位置あわせが必要なので意外と苦労した。 ●ゲルマン系らしく髪は明るいブロンドにした。いつもなら濃い目に入れるひげの剃り跡も軽めに、大戦初期の比較的のんびりしたイメージ。 
   
 ●困惑顔の牛さん、黒い部分は茶色を強めに加えた、基本の白色も強めのアイボリーに、瞳は仕上げにグロスポリマーメディウムで仕上げた、つやを与えることで生き物らしくなる。 ●こちら側にはミッキーが隠れています。こんな遊びも一興ですね。 






 

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