◆◆残照・平野町大字白川十一番地1/32 2010年作◆◆

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◆お便所ジオラマ

月刊誌「モデルカーズ」と「RMモデル」のタイアップコンテストの「A4ジオラマコンテスト」入賞作品です。

巣鴨のジオラマ専門店「さかつうギャラリーの店長さんに「こんなコンテストがあるのですが、異種格闘技として参加してみませんか?」と、お誘いを受けて、なんとなく作ってみました。

秋葉のイエサブさんに展示されている芳賀一洋師のお便所のジオラマにあこがれていて、以前から作ってみたいと思っていたのですが、これをきっかけにやってみたところ意外とみなさんからご好評を頂きました。

アーマーモデリング誌でも紹介していただいた思い出多きお便所ジオラマです。

2010年夏作成・モデルカーズ、RMモデルズ掲載
2012年AM誌掲載



「以下、エントリーシートに記入した紹介文です。」

静かに朽ちていくオート三輪と小屋、どこにでもあるありきたりの風景を、自分なりに緻密に表現してみました。

主人公の自動車はストレート組みしたものにさびの表現を加えました。
さびの表現は、戦車模型などでよく行われるありきたりの方法に、自分なりのアレンジを加えた物です。
それだけでは単調なので、猫の足跡、窓の落書き、鳥のフンなどを水性アクリル絵の具で再現しています。

昭和生まれの方が見ると懐かしい小屋は、壁を経木、柱はプラ棒、屋根は鉛の板で作成、塗装の大半はファレフォカラー、セラムコート等の水性アクリルの筆塗りです。
辺り一面にある小物たちは、キットの物と自作の物が混在しています。
ホーローの看板、古新聞は実物を撮影したものをパソコンで縮尺、印刷した後、それらしく古色を付けました。
便器は大小とも木工エポキシパテにて自作、スチレンボードボードで作った基礎に埋め込み、リキテックスのモデリングペーストで質感を再現、水性アクリル塗料で筆塗りしています。

すべての小物たちは、見る方が「にんまり」できることを意識して、細かく徹底的に作り込んでいます。

作成の元となった具体的なモチーフは存在していませんが、強いて言えば、ディオラマ作家の芳賀一洋氏の一連の作品をオマージュしたといえるかもしれません。

脳内にある昭和生まれにとっての原風景の様な物をそのまま具象化したもので、なんとな~く手が動いて形ができた感じです。

制作期間、約2ヶ月、作成費用約5000円











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