◆◆あの山の彼方には アンドレアミニチュア 54mm(1/32)2014年作◆◆

   
●アンドレアのキット、二つのキットを組み合わせて使用した。映画「ラストオブモヒカン」の主人公たちだと思われます。  ●レイアウトの初案、ベースは屋久杉の式台、思い切った高いグラウンドワークを作ろうとしている。 
   
●下に8mmのスチレンボードを三枚追加してさらに高く。ベースも違う形のものに変更。  ●左のレイアウトだとフィギュアの重みで倒れてしまうことが判明、なくなく少し低く再レイアウト。石粉粘土のラドールでスチレンボードを覆っていく、 
   
●以前はこのような状況の場合「バークチップ」でガレ場の表現をしていたのだが、このごろは石粉粘土やパテで自作するようになった。こちらのほうが自由な表現が出来る。  ●全体の調子を見るためブラックサーフェイサーを塗装。破綻しているところがないか調べる。 
   
●今回の隠れた主人公と言える古木の作成、まずは針金にパテを盛り位置決めをする。  ●フィギュア、下のベースとの位置関係をこまめにチェックしつつ肉付けしていく。今回は中が空洞で外の樹皮だけの表現を行う。 
   
●幹の部分の完成、木工用エポキシパテで主に使っている中央部分が縦に割れて朽ちている状態を表現した。 ●背後から見たところ、黄色い部分はデューロパテ、補助用に使用。
   
●幹を地面に固定後、根を這わせる。根はデューロパテにて作成。  ●反対側から、節穴はパテが硬化する前に爪楊枝の頭を押し付けただけ(笑) 
   
●枝を付け、再度ブラックサフ塗装、今回は本番用  ●未塗装の場合、根が多すぎるように見えるのだが、色を統一するとそうでもないことがわかる。 
   
●別角度から。全ての角度で破綻がないかこまめにチェックする必要がある。  ●塗装開始、いつもの水性アクリル「セラムコート」の筆塗り。木の幹は明るめのグレー、下に行くほどコケに見立てたダークグリーンにフェードさせている。根が抱え込んだ石は銭ゴケの表現を施した。
 
   
●下草をあしらう。ノッホの4mmグラス。グラスマスターで立てて接着。 ●根の隙間には、紅茶の出がらし、腐葉土代わり。 
   
●丈の高い草として毛ばり用の鹿の毛をあしらう。ベースは最初はつやありにしていたが、上の配色と合わなかったのでつやを消した。  ●反対側から、グラウンドワーク基部はセラミックスタッコを塗布、植木鉢風にしつらえ、アイボリーで塗装、その後グリーン、黒などで古色をつけた。以前は黒にしていたのだが、黒だと断ち切ったようで違和感があるので、このところ断面はこう処理することが多い。 
   
●最後の味付け、しだの大小の葉、それぞれ紙創りさんのもの、根元に固定用のアートフラワーの地巻きワイヤーを接着茎としている。  ●グラウンドワークの完成、思った以上の出来になった♪ 
   
●フィギュアの塗装。実は羽とフェイスペインティングは戦闘の時のみつけるそうな。筋肉はモールドされていないので塗装で表現した。  ●頭部の剃り跡、服のステッチなどを丁寧に塗装した。 
   
●刺青の表現、最初はブルーに塗装、その上から薄めたスキンカラーで繰り返しレイヤーを加え、緑に近い色に見えるようにした。  ●このフィギュアのキモはなんと言ってもベルト類のビーズ細工、とにかく丁寧に塗る必要がある。 
   
●こちらは、敵のイギリス軍から分捕った軍服を着ている。歩兵の兵卒のもの。   ●軍服の明るい色がこのヴィネットのよきアクセントになった。赤、黄はなかなか発色しないので繰り返し塗る必要がある。あっ、銃が曲がってる・・・
   
●袖や背中のあわせの部分を強調してみるのも面白い。銃もイギリス軍の分捕り品。木目を丁寧に入れると変化がでて面白い。   ●キット自体は勘合も悪く、決して良い出来ではなかったが、丁寧に塗るとその努力に答えてくれる名品だった。 
 

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